2021-06-08 第204回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
それから、血小板製剤とか血球を除いた血漿部分、新鮮凍結血漿というんですが、この場合はAB型を使う。お分かりのように、四対三対二対一で一番少ない、つまりAB型の新鮮凍結血漿や血小板製剤が一番使われるわけです。
それから、血小板製剤とか血球を除いた血漿部分、新鮮凍結血漿というんですが、この場合はAB型を使う。お分かりのように、四対三対二対一で一番少ない、つまりAB型の新鮮凍結血漿や血小板製剤が一番使われるわけです。
それで、献血されました血液は、クリオをつくりますのはこれを血漿と血球というところに分けて血漿部分からつくるのでございますが、もうその当時は全血を輸注しておられるということで、もういっぱいでございましたようでございます。ですから、私が幾ら申し上げましても、少しぐらいはお分けいただけるかもしれませんけれども、それは非常に難しかったのでございます。
献血につきましては、現在の需給関係を眺めますと、赤血球部分というよりも血漿部分が非常に必要とされているわけでございまして、今御指摘のように血漿部分を献血していただく成分採血、これを普及していくということが肝心だと考えております。
○政府委員(加藤威二君) 血球返還採血の問題でございますが、これは採血をいたしましたときに、採血をされまして、血漿部分というものは二、三日ですぐ回復するようでございますが、赤血球をとられるということが献血をされた方には非常に肉体的に負担になる。
○政府委員(坂元貞一郎君) アメリカ等で行なわれております血球の返還採血でございますが、このやり方は、いま御説明ございましたように、血球と血漿を分離いたしまして、血球を供給者のほうに戻しまして、血漿部分だけを採用するという方式のようでございます。この方式は、確かに現在の医学的な面から申しますと、非常に合理的な面があるわけでございまして、アメリカ等で非常に実施されているように聞いております。
それから最後に、血球返還採血と言われているものについてのお尋ねがございましたが、確かに血球の血漿というものを分離いたしまして、血球を供血者のほうに還元すると、そして血漿部分だけを採用するというほうが非常に理論的な方法、非常に合理的な方法ということでアメリカ等において行なわれております。この方法は非常にいろいろな点において利点があるかと思っております。